会長通信


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社長通信第216号 2011.3.14 頑張りましょう

未曾有の巨大地震から3日が経ちました。

皆さん、本日は各店とも営業をしていただきまして、ありがとうございました。
ある意味では、本当に当社に関する被害が少なかったことに、有難いと思っていますが、
しかしながら、今後の営業に関しては、予定していた3割くらいの売上がダウンすることは覚悟が必要と思います。

また、東京電力の計画停電についても本日は見送られましたが、今後はさらに本格化して行くことが予想されます。
それについては、確かな情報をもとに、きめ細かな対応を要求されることになります。
皆さん、地に足のついた臨機応変な判断と行動を宜しくお願いいたします。

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本日の私は、外販事業部、佐野店、小山店を巡回しました。
各店とも、特別な問題は無かったことにほっとしています。

しかし、世の中の状況は、ガソリンスタンドに長蛇の車の列があったり、スーパーでは特定の商品が売切れになっていたりと、必要以上の混乱が起こっていると感じました。

東京電力の計画停電についても、情報が二転三転し、全く信頼がおけない状況になっております。

本日、私はテレビやラジオの情報を聞いていて、本当に矛盾を感じることがたくさんありました。

矛盾点①・・・首都圏のJR、私鉄、地下鉄が運行について非常に消極的になっていること。
なぜ?この非常事態に、混乱を増幅させるようなことを、あえてやっているのか?とても疑問に感じます。地震から三日が経ち、運行の安全性については確認できているはずですし、なぜ必要以上に運休したり、通常の2割程度の運行にしたりするのか不思議でなりません。

矛盾点②・・・今現在、40万人を超える避難者について、食糧と飲料水、毛布等が大幅に不足しているという情報が流れていますが、なぜそれが分かっていながら、その対応ができていないのか?という矛盾です。物資が不足しているとは考えられません。また企業や民間人からの物資提供も十分な状況にあろうかと思いますが、それを活用できていないことに行政の行動力、リーダーシップの弱さを感じます。自衛隊には何百台のヘリがありながら、その辺の連係プレイが上手くいっていないのでしょうね。

矛盾点③・・・政府がアナウンスすることが、混乱を増長していること。原発の被害状況について、枝野官房長官が発表することが、すべて国民の不安を逆なでするような言い方をしていることです。「〇〇だと思われます」「〇〇と聞いております」というような言い回しが、国民の不安感情を引き起こしているのです。そういう曖昧な言い方は、恐らく自己責任回避を前提とした、自己保身から発した言動なのです。これらは、リーダーシップと言う観点から、非常に信頼感を失うものであるということを感じます。国民はそういう言葉を聞きたくはないのです。

矛盾点④・・・世情の混乱について政府が何の対応もしていないこと。ガソリンスタンドの長蛇の列や、特定商品の売切れ状態などについて、政府からの情報発信は全くありません。これらは恐らく国民の不安感情から生まれた現象であると思われますが、それらの感情を落ち着かせることを政府としては発進する責任があるはずです。そういう心遣いがないことに矛盾を感じます。

矛盾点⑤・・・海外各国から緊急援助隊が続々と駆け付けていますが、本当に必要なことなのでしょうか?それは本当に有難いことではありますが、しかし矛盾に感じることは、その少数の援助隊を現地に運ぶ手段と経費のほうが遥かに大きいロスとなるのではないか?しかも、日本政府は国連に援助を要求しているということを聞いて、なぜ?と耳を疑いました。これはまさに外交上の社交辞令としか思えません。こんな非常事態に至っても、このように外交辞令を考える政府の考え方に大きな疑問を感じます。

以上のような、さまざまな疑問を感じています。

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しかしながら、今日本国民はこの重大問題に直面して、政府の考え方とは裏腹に素晴らしい団結力を発揮して行こうという兆しを感じます。
日本人は素晴らしいと思えるような、そういう情報が様々なメディアを通じて無数に飛び交っています。
ですから、私はこれから先、今回の非常事態が日本人の持つ計り知れない底力を顕現させる状況になるだろうと予測しています。
それは、ここ数十年眠っていた、全国民の協調性と危機を乗り越えるエネルギーが顕現するであろうということです。
これは、若い人たちが立ち上がる、そういう現象が湧き上がる状況をつくるような気がします。

今回の災難は、ある意味では、本来の日本民族の底力を復活させるターニングポイントにもなるような予感がしています。
一人一人ができることは本当に小さいかもしれませんが、しかし、その思いが無数に集まって、さらに素晴らしい国家を築いて行ける未来の姿を感じています。

我が社のスタッフもぜひ、全員が今のこの状況をしっかりと受け止めて、明日から国民の一人として成すべきことを真剣に考えられるような人間であって欲しいと願います。

頑張りましょう。
by tamurasyasinkan | 2011-03-14 19:19