会長通信


by tamurasyasinkan

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社長通信第295号 2011.8.3 北野君結婚式

昨日は外販事業部の北野君の結婚式でした。

会場は宇都宮のアーカンジェル迎賓館で、出席者は外販事業部の全員と、取締役6名全員です。

新婦さんは、瞳(ひとみ)さんと言いまして、保育園で保育士をされている27歳のとても明るい御嬢さんでした。
お二人とも友人がとても多いらしく、ゲストも100名を超える盛大な結婚披露宴となりました。

私は大木さんの結婚式以来、久しぶりに主賓の挨拶を依頼されました。
実は、この挨拶、何を話そうかちょっと悩みました。
3日前に、本人にインタビューをしましたが、しかしどうも今一つ話すポイントがつかめません。
それから前日には外販事業部で北野君の撮ったウエディングの写真を松尾君と永島健さんに見せてもらいました。
そこで出た私の一言は、「えっ?これってただの記録写真じゃないか。」でした。
この程度の写真しか撮れてないの?という率直な感想でしたので・・・・。
結局、祝辞でも、その通りに話すことにしました。

「私たちはカメラマンではなくて、フォトグラファーなんですよ。フォトグラファーというのは、単なる記録の写真を撮るのではなくて、見る人が感動するような、そういう絵創りをする人のことを言うんですよ。
本当にこの人に撮ってもらって良かった!とお客様に喜んでいただける、そういう写真を創らなければだめなんです。
北野君は、今その自分のレベルの低さをよく分かっていると思います。自分の理想とする写真が何かということもよく分かっていると思います。
だからこそ、その理想と現実とのギャップをこれから埋めて行かなければならない。
そのためには、苦しみ、悩み、七転八倒の辛い思いをすることでしょう。もうだめだ!とか、できない!とか、そうやって苦しい時が必ず来る。
どうかその時に、瞳さんが、支えてあげてください。心から励ましてあげてください。
瞳さんの内助の功があれば、必ず彼は自分の理想とするフォトグラファーになれるでしょう。
どうか宜しくお願いします。」
と、いうような大変厳しいお話をさせていただきました。

しかしそれでは彼があまりにもみじめになってしまいますので、「ただ一つだけ彼を誉めることがあります。」と続けました。

そして、5月に彼の業務日報の所感で、震災のボランティアがやってみたいということが書かれた翌日、私から、「だったら、ここに連絡を取って申し込んだら?」というメールを送ったんですね。
内心、私は「どうせ口だけだろう」と高をくくっていたのですね。
そうしたら、彼は本当にそのボランティアを申し込んで、月曜の深夜に集合し、石巻の現地で朝から夕方まで活動をして来たんですね。しかも誰も知らない人たちに混ざってたった一人きりで。
5月末の業務日報の所感で、彼のその報告があり、私は驚きと同時にとても感動しました。
それを読んだのは夜中でしたが、すぐに彼の携帯に電話をして、「本当に行ったのか~?おまえ、偉いなあ!見直したぞ!」って興奮気味に話しました。
その一部始終を話して、「やる時はやる!すごい根性を持っている男です!」と、褒めちぎってスピーチのまとめとしました。
このスピーチで少しだけ北野君との距離が縮まったかな?と思います。
とにかく、彼の今後の我が社での活躍を、心から期待したいと思います。
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そして、乾杯です!
可愛いお嫁さんですね。私の次女と同じ年です。
社長通信第295号 2011.8.3 北野君結婚式_b0191775_10255623.jpg

そして、披露宴の最後のほうでは、瞳さんがおじいちゃんおばあちゃんに、感謝の気持ちを捧げる場面も。
ちょっと、この時は感極まってググッと来てしまいました。
瞳さんの優しさが、孫の美桜の将来と重なってしまったのです。
自分もこんな風になれるのかなあ?あと23年後だなあ。頑張って生きなきゃ!
社長通信第295号 2011.8.3 北野君結婚式_b0191775_10323485.jpg

というわけで、久しぶりの結婚式に、とても良い思い出の一日となりました。
北野君、瞳さん、ご招待いただき本当にありがとうございました!末永くお幸せに!
by tamurasyasinkan | 2011-08-03 09:29