会長通信


by tamurasyasinkan

プロフィールを見る
画像一覧

以前の記事

2014年 09月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月

リンク

検索

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧

<   2011年 09月 ( 16 )   > この月の画像一覧

社長通信第325号 2011.9.30 修身教授録

今日は佐野店の木鶏クラブに参加させていただきました。

ここのところ、森信三先生の話が続きますが、今月の特集の題材は、森先生の著書「修身教授録」についてでした。
まず、この本の書名について、皆さんご存知なかったので、その説明を致しました。

まず「修身」とは、戦前の学校教育の授業として行っていた科目のことなんですね。
今でいえば、道徳の時間のようなものです。
つまり、森先生は高等師範学校の修身という科目の先生だったわけです。
ですから、修身という科目を生徒に教授した内容を記録したものという意味が、そのまま本の名前になっているんですね。

森先生の授業は独自のもので、修身の教科書は一切使用せずに、自分で授業用に書いてきた原稿を、1フレーズずつ読み上げて、生徒のノートに書かせるというやり方でした。
ですから、授業を受けている生徒は、先生の喋ったことをすべて記録しているわけです。
この授業を2年間受けた生徒の記録したものが原稿となり、この本が出来上がったわけです。

ある生徒が、この原稿をずっと取っておいて、後になって本として出版されたんですね。
また、この生徒は、森先生が教室に入ってくる姿や、表情、授業以外に話した会話など、そして授業が終わって黒板を消して教室の外に出て行くところまで、克明に記録していたんです。

その2年間の授業の様子が、この本1冊にすべて書かれています。
読んでいると、とてもリアルなので、森先生が目の前で講義しているような気分になれる位です。

高等師範学校とは、将来中学校の教師になる男性を育成する学校で、今の大学の教育学部のようなものです。
ですから、授業の内容は、どちらかと言えば男性向けになっています。
男として生まれたからには、そのたった一度の人生をどのように使うべきか?という道しるべのようなことが書かれているのです。

全般としては、教育者になるための心がけについて書いてありますが、人生観、死生観、幸福観などの哲学的なことが根底に流れているものです。
ですから、現代のリーダーにとっても十分通用するものなので、この本を、生きるためや経営をするための指南書として愛読している人が、たくさんいるわけですね。
b0191775_1811531.jpg

ところで、私がこの本に出会ったのは、日創研のTTコースという研修の時です。
この本を読んで、400字詰の原稿用紙20枚に内容をまとめるという宿題が出たのです。
その時に、この本に出て来るたくさんの言葉と出会い、大きく価値観が変わったことを今でも鮮烈に覚えています。
TTコース終了後も、何度も読み返しました。
ですから今でも時々、迷ったりすることがあると、解決のヒントを得ようとして読み返すこともあります。
そのくらい、素晴らしい本であると思いますので、皆さんも是非購入されて読んでみて下さい。

また、まだ木鶏クラブを実施していないグループの皆さんは、このブログを読んで、予備知識として頭に入れた上で参加すると、分かりやすいと思いますよ。

さて、本当に何年ぶりかで佐野店の熟女の皆様(プラス1娘)と一緒に勉強することができました。
とても楽しかったですよ!
また今度是非、お邪魔しますので、その時は宜しくお願いします!では。
b0191775_1814442.jpg

by tamurasyasinkan | 2011-09-30 17:49

社長通信第324号 2011.9.29 写真館の経営サポート

ブログが3日間も空いてしまいました!
何度もチェックしてくれたあなた!ごめんなさい!

さて、今日のタイトルは「写真館の経営サポート」です。

ご存知のように、今年の7月から栃木県写真館協会の会長をさせていただいております。

この役職を引き受ける時に、自分の心の中に決めたこと・・・
「俺は、残りの人生を写真館業界のマーケットの活性化のために懸ける!」
でした。

しかし・・・・会長という職に就いて、いざ色々なことを始めようとすると、これがいや、なかなか予想もしなかった問題障害があるんですね~。
「栃木から全国へ元気を発信!!」というコンセプトはできたのですが、う~んこの調子だと、達成までにまだまだ何年もかかりそうです。
そのうち、体ももっと衰えて行くだろうし・・・困ったなあ。

と思っていたら、26日の経営会議で、誰かがこんなことを言ったんですね。
「社長、写真館の経営コンサルタントをやったらいかがですか?」
一瞬、笑ってしまいましたが、
でも、待てよ、うん、それ・・・・面白いなあ!と本気で考えちゃったんですね。

会長の仕事を何年か掛けて、業界の活性化を図ることはできるだろう。
しかし、時間がかかりすぎる。
でも、個別の経営サポートをやったら、もっと早く、もっと質の高い活動ができるなあ。

そこで、ちょっと考えてみたら・・・・

・周りに子供写真館が進出して売上激減!さあ、どうやって対抗するか?
・ディスカウント合戦に巻き込まれず、高価格で営業するにはどうしたらいいか?
・地域でオンリーワンの店づくりにチャレンジ!
・決算書が読めない、財務の事はチンプンカンプン!誰か教えて!
・人が定着しない、スタッフにやる気がない!どうしたらいいの?
・家族経営の小さな写真館だからこそ可能な必勝戦略!
・夢は大きな会社にしたい!でも今やるべきことが分からない!

なんてなんて、ぞろぞろキーワードが浮かんできました。
これらは、なぜか全部個別サポートで解決する自信があるんですね、私には。

そんなことを考えていたら・・・・・

昨日の午後、小田原のスタジオグリムの木庭(こば)さんと真岡の日の丸写真館の天堤(あまつつみ)さんが、宇都宮店に来られるということで、例のごとくお迎えしました!
(小島さん!毎回ありがとう)
b0191775_7381588.jpg

木庭さんは、日創研の価値観研修を修了していて、その後PSVのアドバイザーなどをやっており、宇都宮店の土屋さんが大変お世話になったということです。
そして、その木庭さんの紹介で天堤さんが、つい最近SA研修を受講されたということなんですね。

お二人とも、経営上のたくさんの悩みを抱えていました。
一つ一つ、質問にお答えしましたが、時間はあっという間に夕方に・・・・
そしたら、下妻のアトリエきどうの結束(けっそく)さんが来店!
結束さんは、茨城の小野写真館さんの紹介で日創研を受け、やはり土屋さんや松尾君がお世話になったそうです。

木庭さんと結束さんは「元気のある写真館」に所属しています。
(このグループは昨年あたりに団体様で宇都宮店を見学に来られています)
そこで、お二人からこんな依頼を受けました。
「田村さんに、元気のある写真館の若手対象の経営セミナーのシリーズ講師をお願いします!」
となって・・・・
「いいですよ。私でお役にたてるのであれば。」
となりました。

いろいろ参加者の方を聞いたりしましたが、
熊本や福島や埼玉の某有名写真館の後継者の方々が名前を連ねています。
そこで、世の中変わったなあ・・・
そういう有名写真館は、私が若い頃には、あこがれの写真館であり、雲の上のような、いくら背伸びをしても手の届かない存在だったんですね。
もちろん今でも、素晴らしい写真館ではあるのですが、この私に依頼が来るとは・・・・そんなこと私が若い頃には想像もつかないことでしたから。

皆さん、共通の悩みは、やはり「経営」なんですね。
「経営」となると、私に白羽の矢が飛んで来るんですね。
PGCの経営セミナーのシリーズ講師をやったことが、あちこちに飛んでっているのでしょうか。
ということは、あのシリーズは評判が良かったということなんでしょうかね~。

どちらにしても、この役割は、自分の志にピッタリはまるものですから、頑張ります!

そして、こういうことから、個別の経営サポートへと繋がって行くでしょうからね。

さて、忙しくなりそうですよ!
全国各地に飛び回ることになりますね!
そうなると・・・・私のカバン持ちを誰かにやってもらうことになりますね!
早い者勝ち!カバン持ちをやりたい方、挙手を願います!

それでは、今日のお客様3名をご紹介して幕を閉じます。
左から、天堤太朗さん!私!結束俊之さん!木庭嘉宏さん!です。
b0191775_738426.jpg

by tamurasyasinkan | 2011-09-29 07:02

社長通信第323号 2011.9.25 人は転んで成長する

今日は小山店に半日いましたが、池羽さんからいただきました、理念と経営の設問表の赤ペンチェックをしていました。
この赤ペンチェックですが、やってみると本当にたくさんの気づきがあります。
勉強になりますね~。
特に8月号では、「転んでも前を向いて立ち向かった体験」というのが、とても勉強になりました。

本当に死にたくなるくらいの転んだ体験の人もいれば、
転んだことにも気づいていない人もいます。
自覚しているのか無自覚なのかその違いであると思いますが、
例えば、同じような体験をしても、転んだと感じる人と、特に転んだとは感じない人がいることには、その違いに対してとても興味深く思いますね。

「転ぶ」ということは、人生経験が長ければ長いほど、その回数は多くなるものだと思います。
それはある程度は比例するものだと思いますよ。
ですから、人間として生きていて、転んだ経験が一度も無いなんてことは、絶対にあり得ないことだと思うのです。
小山店の方々の中で、「私は転んだことが無い」とおっしゃっている方が数名いましたが、正直言って、これにはびっくりしました。
このように言っている方は二つの種類に分かれると思います。
一つは、嘘をついている人。
そしてもう一つは、転んだという自覚がないくらいプラス思考である人。
いかがでしょうか。

さて、自分のことで恐縮ですが、私はどうだったかと言うと、今までに転んだことが何十回もあったように思いますが、しかし一度も無いと言えば、そうも言えるんですね。
何ともいい加減な答えになりますが、事実、それほど苦しいなあと思ったことがありません。

しかし、「転ぶ」ということを言葉を変えて「失敗する」と置き換えたなら、本当に無数の失敗を繰り返してきましたね。

ですからいかがでしょうか皆さん。
転んだことが無いと思っている方も、恐らく、失敗したことが無いということではないですよね。

「転ぶ」と「失敗する」が同意語であるとするならば、どうでしょうか。
どんな人間でも、失敗を繰り返して成長していくわけですね。

ただ、失敗しても、転んだという自覚のない人には、特に痛くも痒くもなく、落ち込む時間も3秒くらいで、
「はい!次、行ってみよう!」となるのではないでしょうか。
だから、「転んだ経験はありません。」な~んて、堂々と言えるのでしょうね。

これは、どちらが偉いということでは無くて、人によって、同じような体験をしても感じ方は千差万別であるということが言えるのだと思います。

しかしながら、間違いなく人間は転ぶことで成長するんですね。

私は、子供が小さい頃によく家族でスキーに行きました。
多い時は、ワンシーズンで10回以上行ったこともあります。
実は、私はとても臆病(高所恐怖症)なんですね。
だから、傾斜が10度くらいの緩斜面はとても好きなのですが、これが25度以上の急斜面になった時は、もうとにかく、へっぴり腰のボーゲンで無難に滑ってくるわけです。

そうです。転ばないように転ばないように、足を突っ張って滑りますから、本当に転ばない訳です。
つまり、安全圏に自分を置いてしまうんですね。

以前、飯田君という社員さんがいました。(彼は独立して今は写真スタジオを経営しています。)
その彼は、スキーを初めて履いた時から、40度もある急斜面に行って、いきなりパラレルをやろうとするんですね。
当然、3メートルも行ったら、爆弾が破裂したような勢いで雪煙を上げて見事に転ぶわけです。
しかし彼は、転んでも転んでも、何十回でもチャレンジするんですね。
そしてとうとう、そのシーズンのうちに、指導員クラスの滑りができるようになってしまいました。

何が言いたいかというと、人生も同じだということなんですね。
失敗しないように、失敗しないように、・・・つまりチャレンジをしない人は、いつになっても、結局上達(成長)しないわけです。

だからやっぱり、転んだ経験の多い人は、人間的成長も深いように感じます。
特に、年齢の若いうちに、たくさんチャレンジして、たくさん失敗して、そういうことがとても大切だと思いますよ。
一番いただけないのは、失敗を恐れてチャレンジしないことです。
皆さん、いかがでしょうか?

ちなみに、スキーはどうでもいいんですよ。あれは、下手でもそれなりに楽しめればね!いいんです(笑)

ではまた!
by tamurasyasinkan | 2011-09-25 18:36

社長通信第322号 2011.9.23 秋分の日に想う

今日は秋分の日ですね。

春分の日と並んで、昼と夜の時間が半分ずつになる日でもあります。
さらに、秋のお彼岸の中日でもあります。
季節の変わり目ということですね。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われてきましたが、本当にその通りですね。
あの暑さが嘘のように涼しい日となりました。

致知出版社からこんな映像が送られてきました。ぜひ、ご覧ください。
きっと、心がやすらぎますよ。
http://chichi.happy.nu/24/autumn04/

どうですか?涙が出てきてしまいますよね。(自分だけ?)

私はあまり信心深いほうではありませんが、今朝は珍しく、お仏壇と和室の掃除を致しました。
お盆の時以来ですが、何となく気持ちが清らかになったような気がしますね。
お線香を1本あげて、手を合わせる・・・。香りが部屋中に漂い、静かな時が流れます。
日本人に生まれて良かったなあと思う、不思議な感覚になりますね。

森信三先生と言えば、今までにこの社長通信でも何度か紹介してきました。

特にあの有名な言葉、忘れられないですよね。

『人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。
       しかも一瞬早過ぎず  一瞬遅すぎない時に』

つまり、天は、必要な時に必要な人を一瞬の狂いもなくめぐり逢わせてくれるということです。
でも、それは真剣に生きている人には・・・という条件付きなんですね。
そうなんです。
ただボーっとして生きていたなら、そういった必要な時に必要な人に出逢うことも無いということです。
ここが大事な所ですね。

これ、先日聞いた何かに結びつきませんか?
そうです。柳生家の家訓です。
私もこのブログで紹介していますが、黒田先生もこの家訓を引用しましたよね。

『小人は縁に気づかず、中人は縁を生かさず、大人は袖ふれあう縁をも生かす。』

ということです。
つまり、大人(だいじん)という人は、一所懸命前向きに生きている人のことを言うんですね。
ですから、自己を高めようと常に前向きに努力している人は、目の前に現れたチャンスに気づくことができ、さらに気づくばかりではなく、それを自分に与えられたものとして、しっかりと活かしていけるということなんですね。

ですから、そういう大人のような人には、チャンスがどんどん広がって行き、必要な時に必要な人がタイミングよく現れるということなんです。

自分自身は大人かどうか分かりませんが、しかし過去を振り返って見ると、自分にとって本当に必要な人と、本当にたくさんの出逢いをいただいて来ました。

もちろん、現在この会社で働いていらっしゃる72名の皆様も、本当に必要な人ばかりです。

先日、皆さんに夢や目標を書いていただき、それを日めくりカレンダーにしました。
たぶん近日中に各店に届くと思いますので、どうぞトイレに掲示して、毎日ご覧になってください。

自分の夢や目標・・・どうでしょうか?
素晴らしいと言えるものになっているでしょうか?
それとも、たいしたことないなあと恥ずかしくなるようなものでしょうか?
どんな結果であったとしても、これが本当の現実なんですね。

私は素晴らしい夢や目標とは、たった一度しかない自分の人生を世の中のためにどう生かすかということが根底にあるべきものであると考えています。

仕事を通して、あるいは仕事とは全く別のものであっても、そういう利他の心から生まれた夢や目標を持つこと。
老若男女にかかわらず、その答えを真剣に考えて実行していくことが、人間としての最高の栄誉ある幸福だと思うんですね。

いつか、そのようなことがいっぱいに描かれたカレンダーが出来る日を今から夢見ています。

それは全従業員の幸福の実現のための要素の一つだからです。

頑張りましょう。
by tamurasyasinkan | 2011-09-23 11:54

社長通信第321号 2011.9.22 天皇から学ぶもの

皆さん、渡部昇一さんってご存知ですよね?
月刊致知で毎回連載されている「歴史の教訓」を書いている方です。
実は、この渡部先生の主催する塾に申し込んだんですね。

渡部昇一塾「時代を切り拓く将の条件」という全5回シリーズの勉強会です。

そして今日は、その第1講だったんです。
東京赤坂見附のホテルニューオータニで開催されました。

今日の講師は、慶應義塾大学講師の竹田恒泰先生で、演題は「明治天皇に学ぶもの」でした。

ちょっと、難しそうな固いテーマでしょ?
いやいや、しかしこれが本当に面白くて楽しい講義だったんですね。

さてこの竹田先生ですが、まだ弱冠37歳の若造なんですね!
しかも、その生い立ちは、明治天皇の孫の孫・・・・つまり玄孫(やしゃご)ということです。
つまり天皇家の直系の子孫なんですね。
そういう立場にいながら、天皇という存在を客観的に学問として研究しておられる方なんですね。

実は、私自身も今まで「天皇」という存在についてそれ程深くは考えたことはありませんでした。
きっと皆さんも同じでしょうね。

しかしながら、今日のこの竹田先生の講義が、すべて真実だとしたら?これは、改めて天皇という存在を、もう少し真剣に考えなければならないという責務を感じた次第です。
b0191775_2253546.jpg

講義の内容のすべてをお伝えすることはできませんが、要点を絞って書きますね。

まず時代背景から述べますが、
明治維新前夜の事ですが、維新直前の孝明天皇は35歳で病死します。
これについては、孝明天皇は公武合体派でしたので、尊王攘夷派の岩倉具視らによって毒殺されたとの一説があります。
竹田氏の調査によるとこれを裏付ける数々の証拠が残っているということです。
15歳という年齢で天皇を後継したのが明治天皇です。
西郷隆盛は、この年若き天皇を担ぎ上げて、王政復古の大号令を発し、明治維新を成し遂げる訳ですね。

その後、維新の改革が進むにつれ、明治天皇は次第にリーダーシップを執るようになります。

しかし、ここで注目すべきは、明治天皇が取った行動は、権力をかざして意の思うままに好き勝手なことをやったというのでは無いのですね。

まず、明治天皇の実像とはどんな人柄だったか?
それは、数々の文献によって立証されているのですが、次の二つの根本的な姿勢があったとのことです。
1)天皇であることの義務を果たすこと
 自分は国家の一部であり、国民のための天皇という地位にいるという気構えを持っていた。
2)質素倹約
 ぜいたくなことは大嫌いだった。

例を挙げると、衣服も継ぎはぎだらけで、決して新調はしない。部下が新調を進めると、「一般の国民は衣服が継ぎはぎになったら、新調できるのか?」と聞き、なかなか庶民は新調はできませんと部下が答えると、では、自分も新調はしないと言ったそうです。
つまり、一般国民にできないような贅沢は自分もしないということを貫いたとのことです。
皇居のお住まいも、お客が出入りする部屋は多少きらびやかな洋式にしましたが、その裏側はすべて和式であり、しかも存命中は電気も敷かず、灯かりはロウソクの生活だったそうです。

さらに、生涯において、自分の我を通すようなこと(わがままなこと)は一切言わなかったそうです。
例えば、「暑い」とか「寒い」とか、「かゆい」とか「痛い」とか・・・
天皇とは、そうであってはならないという信念を持って生きておられたということです。

つまり、自分は国家の一部であるということは、「自分は自分であってはならない」ということであり、つまり自分という「個」の存在を自分で否定していたというんですね。
皆さん、これって、凄いと思いませんか?

天皇の凄さは、世界中の国王と言われる人たちと比較してみればよく分かるということです。
ほとんどの国王はその権力を私欲のために行使しているわけですね。
ところが日本の国王(天皇)は、どの天皇も一部の例外を除いては、自分の命は民のためにあるという思想を貫いてきたのだということです。
古事記や日本書紀の内容から数えると、天皇家は2600年も続いていることになりますが、これは神話の世界も含まれていますので、学問上では、紀元3世紀ころからです。
しかし、それでも天皇家は1700年も続いているわけですね。
一つの王家がこんなに長く続いたのは全世界で例が無く、一番長くてもイギリスやスウェーデンの王室でやっと1000年くらいです。
天皇家がこのように長く続いていることには、この天皇の民を優先するという基本的な生き方が、民にずっとずっと支持されて来たことも要因のひとつだろうと言われています。

こうやってみると、天皇は人間ではなく、神のような存在でなければならないということになり、
そのためには、自分は自分のものではなく、国民のものだということを身を持って示して来たんですね。

明治天皇はその考え方を特に重要視され、自分の存在は公の物という思想に基づき、私利私欲はいっさい捨てて、生涯、質素倹約と人間愛、平和主義を貫かれたそうです。

そしてこの考え方は、その後の歴代の天皇に脈々と受け継がれているそうです。

ですから今の平成天皇も、同じなんですね。
自分は国民のためにここに在る。だからこの身体は自分のものでは無い。
そう言われてみれば、そんな印象も大いにありますよね。

竹田先生は、最後に以下のように締めくくられました。

「経営者だって同じでしょ?自分の人生はすべて社員のもの。そういう考え方で経営を行っていたとしたら、絶対に成功すると思いますし、素晴らしい社長と世の中から絶賛されますよね。でも、そんな経営者の方はほとんど見たことがありません。自分が成功したら、社員さんのお蔭です。社員が失敗したら、すべて自分の責任です。明治天皇はそういうことを心底から言える類まれな人だったんです。」

衝撃的な最後のまとめでした。

また、新しい価値観を学んだ一日でした。ありがとうございます。
by tamurasyasinkan | 2011-09-22 21:43

社長通信第320号 2011.9.21 学校アルバムの将来 

皆さん、今日は大変な一日になりましたね。無事に家まで帰れたでしょうか?心配です。

私も午後6時半ごろ帰宅しましたが、家に入ってビックリ!!
居間にあるダウンライトのところから、雨漏りがバシャバシャと音を立てていて、床は水が溜まっていました。

慌ててそこにバケツを置き、そしてすぐに長靴と傘を持って、屋上へ直行。
案の定、屋上はプール状態に!
2か所の排水口のゴミを取り除きました。
でも良かったです。あと2センチくらいで、階段に水がなだれ込む寸前でしたので。
そうなったら、家中が水浸しになってしまいます。
間一髪でした!
どこから水が漏っているのかは分かりませんでしたが、とりあえず、プールの水は引いて行き、居間の雨漏りも止まりました。
ふーっ!一安心です!

さて今日は栃写協の役員会が午後1時からありましたが、その後3時から、学校アルバムについての講習会が開催されました。
外販事業部の斎藤部門長も参加いたしました。

全国の写真館協会に所属している約2千軒の写真館のうち、学校アルバムの仕事をしている写真館は約9割もあるそうです。
しかし、不思議なことに、今まで写真館協会の事業の中で、学校アルバムについての委員会や部会は存在しなかったのですね。
事業の中心は、スタジオ撮影に絞られており、スタジオにおける技術の向上やノウハウの研究などであったわけです。
これについては、私も以前からずっと矛盾を感じていました。

9割の写真館にとっては、学校アルバムの仕事が無くなれば、死活問題になる訳ですが、そんな大切なことが現在まで協会として軽視されてきたということです。

しかし、やっと昨年くらいから、学校アルバムの重要性が提議されてきて、ようやくそういう部会が組織の中につくられる状況になってきました。

本日の講師の先生は、静岡県で写真館を経営する贄川(にえかわ)さんという方でした。
2時間という限られた時間でしたが、今後の学校アルバムについて、写真館が取り組むべきポイントを非常に分かりやすくご講義いただきました。

最近は、学校アルバム業界にもディスカウント合戦が始まっています。
また、異業種からの参入も始まっているのです。
これは、公立の学校においてですが、自治体が入札制度を取り入れてきている事が大きな要因です。
これは、本当に困ったものです。

つまり、入札の条件とは、アルバムのページ数と製作部数の2点だけで見積りを比較する状況になっているわけです。
そこには、技術力とかデザイン力とか、あるいはコミュニケーション能力とか・・・そういう要素は評価基準に示されていない訳ですね。
これが、非常に大きな問題になっているわけですね。

そのような現状を踏まえた上で、贄川氏は、その打開策、写真館の持つべき使命、将来のビジョンまで、とても熱く語ってくれました。
私も、思わず心の中で拍手を送っていました。

さらにまた、これらのことは今後の写真館協会において、真剣に取り組むべき課題であると痛感しました。

当社においては、この学校関係の仕事というのは、創業の原点にあるものなんですね。
時代によって、アルバムの内容は変遷を遂げてきましたが、
その時代における卒業アルバムについての価値観の移り変わりを示して来たように感じます。

もう20年も前のことですが、永島店長が田沼東中のアルバムを作った時に、
運動会のページに、特大の写真で載っていたのは、大縄跳びをする生徒数人のジャンプする足だけを撮ったものだったんですね。
それは、とても衝撃的な写真でした。
なぜならば、そのたった1枚の写真で、運動会という思い出のすべてが伝わってくる写真だったからです。
生徒たちの歓声や、大縄跳びをするチームワークの息遣い・・・
そんなことまでイメージできる最高の写真でした。

つまりは、こういうことにどれだけの価値があるか?ということを、その当時の担当の先生や父兄の皆様が理解していただいたのだと思います。

それを創った永島店長の、その時の思いは、生徒全員に対しての責任という崇高な理念が礎となっていたのではないでしょうか。

ディスカウントや入札などの、表面的な価値だけで製作業者が決まるようなことは、私たちの文化という観点から考えると、やはりあってはならないことだと感じます。

私たちは、このような障害に毅然として立ち向かって、お客様の本当の満足とは何か?ということを、ただ考えるだけでなく、しっかりとパフォーマンスをして、顧客に積極的なアピールをする必要があり、それが人間社会の文化の向上に貢献するということになるのだと思います。

外販事業部のやっている仕事について、改めて襟を正す必要性を感じた今日の講習会でした。
by tamurasyasinkan | 2011-09-21 19:49

社長通信第319号 2011.9.19 皆さん、ありがとう!

今日は宇都宮店で月刊理念と経営の取材がありました。

この取材の話が最初に飛び込んできたのは、7月下旬のことでした。
日創研の専務取締役の川本様から突然、電話があり依頼されましたが、「いや、うちの会社はそんな大それた会社ではありませんから・・・あと2~3年後、もう少し立派な会社になったらお願いします。」と、丁重にお断りしたのですが・・・「いえ、素晴らしい会社様であると、お噂は常々お聞きしております。ぜひどうか、お引き受けいただけないでしょうか。」というお言葉をいただき、「そうですか・・・では、うちで宜しいのでしたら、お願いします。」ということになったんですね。

理念と経営の中でも、毎回皆さんも勉強していると思いますが、「企業事例研究」という8ページに亘る特集のページです。
「本当にうちでいいの?」と、自分自身引き受けてしまったものの、それから今日まで不安な毎日を過ごしていたというのが正直なところです。

なぜならば、全国の何千社という、社内勉強会を行っている会社の社員さんたち。
その皆さんに、何としても勇気や活力を与えるような記事にならなければ、コスモ出版様や背戸編集長様にもご迷惑をかけてしまう・・・という不安があり、全く自信の無いまま、本日を迎えました。

午後2時からの取材ということで、11時ごろ宇都宮店に着きましたが、裏口のドアを開けて事務所に入った途端!まずビックリしたことは、アルバイトの矢澤さんと目があった時です。
一瞬、「この人だれ?」って目を疑うくらい別人の矢澤さんがそこにいました。
矢澤さんと言えば、どう見ても男の子のような、スポーツ刈りにノーメイク?のあっけらかんとした女性なのですが・・・なんと今日の矢澤さんは、とても可愛いらしい、美人で、おしとやかな・・・そんな印象だったのです。
「あれ??どうしたの??矢澤さんなの??」と、思わず出た言葉。
「はい。そうですが。なにか?」
いやいや、あまりの変身ぶりに、驚いて目が点になってしまいました。

そして次に、事務所の中がなんか違うことに気づきました。
何が違うのかというと・・・いつもより3割くらい広くなったように感じるのです。
なぜなのか考えたら、その答えはすぐに出ました。
すべての机の整理整頓、壁の掲示物、などなどまるで大掃除の後のように改善されていたのですね~。
本当にビックリしました!

そうか!今日は理念と経営の取材があるので、みんなで頑張って、最高の状態で取材の方たちをお迎えしようとしたんですね!!
「すごい!!」
本当にこれは、凄いことだと思いましたよ!!

だって、こんな素晴らしいスタッフの皆さん、日本中どこを探したって、そうはいないと思いますよ!
それに、このチーム力ですね!
もう、感動してしまいました。
自分の会社に感動するのも変なもんですが、でも、本当に目からウロコでしたよ!

そしてその瞬間!
取材に対して、何となく不安だった気持ちは一瞬にして消え去ってしまったんですね。
なぜならば、皆が、「取材のことを本気で成功させようと考えている」ということが分かったからです。

「ああ、こんな素晴らしいスタッフがいるこの会社は、全国の仲間たちに必ず良い事例として提供できる!」
という自信が湧いてきたんです。
本当に皆さんありがとう、皆さんに助けてもらいました!

取材場所のミーティングルームに入ると、コスモ教育出版の皆様へという、全スタッフの心に残るありがとうカードが、ぎっしりと貼られたフレームが飾られていました。
取材の皆さんが、とても感動したことは言うまでもありません。
本当に皆さんは、人を感動させたり、喜ばせたりする天才ですね!!

取材は2時間半にわたり続けられましたが、
自分としては、まだまだ話し足らず、時間が足らない!!ということに少し悔いが残りました。
でも、すべて正直に、良いことも良くないことも、心にたまったアカをきれいに流すように、お話しできたと思います。

宇都宮店の皆さんだけでなく、全社の72名のスタッフの皆さん。
皆さん方にあらためて、「心から、ありがとう。」ってお伝えしたくなりました。
事業を受け継いで39年。
家内を始めとして、たくさんの人たちに助けられ、援助をいただき、その結果今の自分がある。

その感謝の思いを抱きながら、帰りの高速道路を走ってきました。

本当に皆さん、ありがとう。
それに十分に応えられるよう、これからも経営者として頑張ります。

お迎えのボードです。(小島さんいつもありがとうね!)
b0191775_20494935.jpg

最後に玄関前で撮った記念撮影です。
左から、編集部の松田潤子様、ライターの前原政之様、日創研専務の川本貴美枝様、フォトグラファーの下村誠様、編集長の背戸逸夫様、私、副社長、田名網店長です。
b0191775_20501066.jpg

by tamurasyasinkan | 2011-09-19 20:31

社長通信第318号 2011.9.17 美魔女コンテスト

皆さん、美魔女コンテストってご存知ですか?

「美魔女」とは、「信じられない若さと美しさを保つ女性」のことを言うそうです。

このコンテストは美ST(ビスト)という美容情報誌により昨年から開催されて、今年が第2回だそうです。
なんと2千人から応募があったそうですよ!
応募要項は以下のような感じです。

〔応募資格〕
35歳以上で年齢を感じさせない輝きを持っている女性。

〔選考方法〕
1次…編集部による書類選考(7月)
2次…東北・関東・関西・九州にて地方選考(7月)
3次…東京にて面接、および写真撮影(8月)
4次…美STORY公式サイトにて人気投票(9月~11月)
最終…コンテスト最終選考会にてグランプリ決定(11月)

〔最終審査〕
都内にて大賞および優秀者を選定(11月予定)

〔特典〕
1.大賞の方は美STORY表紙出演、ならびに美STORY内での特集。美魔女ブランドとのコラボレーション。
2.優秀者を含めてオスカープロと所属契約、同社にて育成。プロモートおよびレッスンが受けられる。

これを見て、とっさに頭に浮かんだのが、小山店の坪山さんです。

坪山さんは魔女ではありませんが(笑)、本当に信じられない美しさを保っていますよね~。
このコンテストに応募したら、間違いなくグランプリ!だと思いますよ。
ぼくの61年の人生経験で、これだけ美しい人は他に見たことがありませんから。
ぜひ、来年は応募してみてください!

さて、これは9月14日の日経新聞の生活欄に特集で載っていたのですが、
働く40代女性のマーケティングの話です。

この調査によりますと、「若さに対する執着心を持ち続けたい」という意識がダントツ高いのが40代の女性なんですね。

その要因として、今の40代より上の世代が20代のころは、「女性は家庭を守る」という社会通念が色濃く残り、進学や就職を諦めた女性が多かったそうですが、今の40代は、「普通の女性が自らの意志で、仕事や結婚、出産など人生を選べる時代に20代を経験しているとのことです。
具体的には、20代でブランド品に触れ、海外旅行を楽しむのが当たり前という時代を生きたということ。
女性の生き方の選択肢が本格的に多様化し始めた最初の世代なんだそうです。
この前向きな思考は今でも変わらないのだそうです。

つまり、バブル経済を体験した40代後半の世代は、今でも消費意欲が旺盛なのだそうです。
この情報をキャッチした東京の伊勢丹百貨店や三越日本橋店も、数年前から40代向けの高級ブランド品の売り場面積を増やして、3割から5割の売上増加をしているんだそうです。

私も、何となくそんな予感がしていたんですね~。

そこで今年に入ってから宇都宮店で、「ナイスミディ変身プラン」という新商品を売り出したのですが、それがなかなか、うまく行っていないんですね~。

なぜ?なんだろう?
値段が安過ぎるからなんでしょうかね。
それとも、なかなか認知されていないからでしょうかね。

お店に出入りする一番の女性世代は、七五三のお母さん世代ですから、大体20代後半から30代後半まででしょうか。
それゆえに、この商品のターゲット顧客とは、年代層がちょっとずれているのかも知れませんね。

これは私の個人的な意見ですが、やはり女性はいつも美しくあるべきと思います!
これは女性だけの特権ですからね。
美しくしていて、嫌われる人はいないでしょうから。
しかし、男性の場合は、美しいのは気味悪いですけどね(笑)。

でも、何とか世の中のためにも、このナイスミディ変身プランは成功させたいですね!
皆さん、知恵をお貸しいただけませんか?

お待ちしています!
by tamurasyasinkan | 2011-09-17 14:29

社長通信第317号 2011.9.15 頭を白紙にするということ

皆さん今晩は。

今日は午後から小山店に行きました。

池羽さんとコーチングのセッションを行い、その後、理念と経営勉強会に参加しました。

まず、池羽さんとのコーチングですが、私はクライアント(コーチされる人)の役割を行いました。

池羽さんの私に対するいろいろな質問の中で、一番印象に残ったことは、
「なぜ社長は、いろんなアイデアや発想が湧いてくるのですか?」ということでした。

「それは、頭の中を白紙にできるからだよ。」って答えました。

つまり、お客様の立場に立とうと思った時に、私は過去の経験とか現在の状況とか、そういうものをすべて忘れて、全く白紙の状態に・・・つまり何も知らないお客様の立場に自分自身の頭の中をリセットすることができるからだよっていうことです。

そして、そのほとんどは、「どうしたらお客様が喜ぶか?」ということを考えた時に、リセットできるんですね。

1枚の紙に、びっしりとたくさんの事が書いてあったら、もうそれ以上、書き足すスペースが無いわけです。
だから、そういう脳の状態では、新しいアイデアは生まれないんですね。
仮にその1枚の紙が、真っ白で何も書いていなかったとしたら、自由で新しく独創的なアイデアを書き足すことができる。
そういうことなんですね。

具体的にはどういうことかと言うと、「すべてを知っている自分」を「何も知らないお客様」に変身させるのです。私の場合、そういうことはいつどんな時も必要な時には変身できるんですね。

ただし、そのためには知識という情報量がたくさん必要だと思います。
脳にはたくさんの「引き出し」があって、その引き出しに限りなく多くの情報が入っていなければ、いざという時に、その場に必要な情報が入手できない訳ですから、それではアイデアも生まれません。
つまりアイデアと言うのは、複数の情報の組み合わせによって・・・・
例えば、Aという情報とBという情報が組み合わされて、Cというアイデアが生まれるという仕組みになっているように思います。

そしてその組み合わせを阻害するのが、固定観念なんですね。
だから、考える時には、その固定観念をいったん別の場所に移動しておく・・・それが白紙になった状態だと思うのです。
以上が、自分が頭を白紙にする時の実感です。

次に、理念と経営の勉強会に参加しました。
メンバーは、亀田さん、渡辺明子さん、柴田さんと私の4人です。

皆さん、それぞれの設問について、なるほどな~って意見を発表していました。
すごいな~と思いました。ありがとうございます!
とても楽しかったですよ!

さて、今日の勉強の中に、「無知は人生に壁をつくる」というテーマがありました。
そして現場力の冒頭には、「学びて然るのち足らざるを知る」とありましたね。

つまり、勉強をする目的とは、自分がいかに無知であるということを気づかせるためだということです。
言い換えれば、勉強しない人は、自分の無知に気づかないから、成長しないとということなんですね。

この「無知に気づく」ということは、言葉を換えれば、「初心に帰る」ということではないかと、私は理解しています。
逆を言えば、初心を忘れた人には成長や発展も無いということになります。

皆さん、この会社に入社したばかりの頃、どんな思いを持っていたでしょうか?
何もかもが新しい体験で、毎日が新鮮だったのではないですか?
でも、今はどうですか?

商売においても同じなんですね。
例えば、新しいお店のオープンの時の思いと、10年後のお店に対する思いと同じでしょうか?
同じな訳ないですよね?
しかしながら、これは同じでなければいけないんですよ。

オープン初日だとしたらどうでしょうか?
まずは店舗の外回りのチェック、汚れている所はないか?埃は着いていないか?
そして店舗の中のチェック、展示物は曲がっていないか?見やすいように陳列されているか?
なんて、すみずみまで目に映るものをチェックすることでしょう。

でも、これらのことは、5年経っても10年経っても、毎日毎日が同じでなければならないんですね。
それが、初心に帰るということであり、毎日がオープンということなんです。

「今日がオープン初日なんだ!」という状況の中に自分自身を置いてみることが、何年経とうが可能でなければならないんですね。

そしてこの思いのシフトも、「頭を白紙にする」というリセット感覚がなければできないんです。

人間は、毎日同じことを繰り返していると、いつの間にかすべてが脳の中で定着化してしまい、原点に戻れなくなってしまうんですね。

これは商売だけでなく、家庭でも同じです。
お店が繁盛すること、家族が幸せであること、それが「当たり前」になってしまった時に、崩壊が始まるんですよ。

ですから常に初心に帰って、「お蔭様で!ありがとう!」の心を噛みしめて行きましょうね。

できていない自分が、偉そうなことを言ってしまいました!
一緒に頑張りましょうね!
by tamurasyasinkan | 2011-09-15 21:29

社長通信第316号 2011.9.13 事業後継者

昨夜は経営研究会の9月例会でした。

レクチャラーは福井県の株式会社ジャロック社長である武澤清則さんでした。

3時ごろ宇都宮に着きましたので、宇都宮店に来ていただき、私と田名網店長で案内しました。
宇都宮店の皆さんには、また武澤さんの似顔絵入りのサプライズウエルカムボードをつくっていただき、ありがとうございました。
武澤さん、すごく喜んでいましたよ。

今回の例会のテーマは、「ありがとう経営の推進」です。
会員の他に、会員企業の社員さんなど、100名以上が参加されました。
b0191775_17142968.jpg

会員企業の事例発表として、青源味噌さんの社員さん7名が、13の徳目朝礼のデモンストレーションをやりましたが、これが凄い!の一言でした。
何が凄いのかと言うと、規律が整っていて、テキパキしていて、スピード感があり、まるで軍隊の朝礼のようでした。もちろん良い意味で、ですよ。

そして次は我が社の朝礼コンテストのビデオを上映しました。
コンテストでは入賞しませんでしたが、一番元気の良かった、七久保チームのものを観ていただきました。
青源さんの朝礼とは打って変わって、明るく楽しい雰囲気に、場内からは笑いが溢れる場面も。
社風の違いがハッキリ分かる両社の朝礼でした。
そして、朝礼コンテストを行っての感想を、渡辺由佳さん、七久保さん、黒川さんの3人に、マイクを持って発表していただきました。
3人とも素晴らしいスピーチでしたよ。ありがとう。

さて、講師の武澤さんは、ありがとう経営がなぜ必要なのか?ということを自社の事例を通してお話いただきました。
ジャロックという会社は従業員数35名の、鉄を特殊な技術で加工するための機械を製造する会社です。
製造業ですから、お客様の顔が直接見える訳ではありません。
ですから、理念と経営の勉強会をスタートしたり、13の徳目朝礼を始めたりする時には、社員の皆さんから猛反対があったそうです。
「俺たちは技術屋だ。何で技術屋に経営の勉強が必要なんだ!」
「人前で発表したり、元気な挨拶をしたり、そういうのが嫌だから、この会社に入ったんだ!」
そして理念と経営の設問シートを書いてもらった時には、
設問にはなにも答えず、大きな文字で、「こんな無駄なことはヤメロ!!」と書かれていたそうです。

それでも武澤社長は、何人かの理解してくれた社員と一緒に、コツコツと地道に説得を続けました。
そして長い期間をかけて、だんだんと社員さんの意識が変化して行ったそうです。
そしてとうとう今では勉強会にも朝礼にも、全員が喜んで取り組むまでになりました。

また不思議なことに、勉強会や朝礼の継続と共に、大きな赤字を抱えていた会社は、みるみる業績を伸ばして行ったのですね。
武澤社長は、そのような体験を振り返りながら、製造業だって、明るく楽しい会社は創れるんです!
と叫んでいました。

さて、この武澤社長ですが、創業の社長が癌で亡くなる前に、一般社員の中から、経営を託された人なんですね。
社長になった時には、銀行からも見離されるくらいの膨大な借金がありましたが、亡くなった社長との約束を果たすという使命感を持ち、まさに逆境の状態から会社を見事に再建されたんです。

この武澤社長と田名網店長とは、TTコースのファシリテーター仲間です。
私自身もファシリを3年間やらせていただき、ご一緒させていただきました。
そして、昨夜は例会終了後、遅くまで経営について語り合いました。

私は今から7年前の2004年に、10年後に田名網店長を社長にすると宣言しました。
つまりあと3年後の2014年9月1日より、田名網新社長の誕生となります。
田名網店長は2006年に19TTを卒業し、その後5年間ファシリを継続しています。
これは、次期社長になるための勉強をしているのですね。

私は、会社は公器という考え方が若い頃からあり、社長後継は世襲に囚われないと考えてきました。
たまたまTTコースで本田宗一郎の勉強をした時に、本田さんが同じ考えだったので、他人が後継することについての自信がさらに深まりました。

武澤さんも一般社員から社長になった方です。
そういう点から、田名網君と共通するところがあり、親しくさせていただいております。
田名網君は、私の理念の一番の理解者であり、また私以上に理念に対する強い思いを持っています。

中小企業においては、事業継承というのは非常に大きな問題であり、この継承に失敗したことで存続できなくなったという事例は山ほどあります。
多くの会社は、世襲で継承しております。つまり社長の子供や子供の配偶者が継承するということです。

私は、会社の中で社長に一番相応しい人がなるべきだと一貫して考えて来ました。
10年前くらいまでは、よく飲んだ席で、「誰でも田村写真館の社長になれるんだよ!」って言っていました。

あと、3年後にそれを控えて、恐らく田名網君もその重大な任務に、大きな責任感と緊張感を持っていることと思います。
ですから皆さん、田名網店長を応援してあげてくださいね。
そして田名網君、大きなビジョンを掲げて、経営理念を実現させてください。
by tamurasyasinkan | 2011-09-13 17:14