会長通信


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社長通信第159号 2010.11.21 利益はコスト

連日の繁忙日ですが、スタッフの皆様、大変お疲れ様です。

10月度の月次決算が出来ましたが、とても良い状況になっています。

第25期の2か月間の売上は前年比15%プラス、経常利益は200%を超えています。
11月も同じような状況が続いていますので、ここが頑張りどころですね。

今期は前期に続いての過去最高売上と最高経常利益を目標にしていますが、
まずまず上々の出だしとなっています。

皆さん一人一人の凄い力に頭が下がる思いです。
体調管理を十分にして、お客様の満足と感動が少しでも多くつくりだせるよう、頑張りましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前期は危機感を感じて、徹底的なコスト削減を行った結果、
最終的にはなんとか2200万の経常利益を達成することができました。
皆さんにもたくさんのご協力をいただきまして、心から感謝しております。

さて、社長は利益、利益と言うけれども、なぜそんなに利益を上げなければならないのか?
と疑問に思っている方は、いないでしょうか?

利益を出す通常の目的は、二つあります。

第一は、会社の体力を強くすることです。
売上だけがどんなに伸びても、利益が出なければ、会社は大きく膨らむだけで体力の弱い状態になり、膨らめば膨らむほど倒れやすくなります。会社の体力は利益によって維持されるのですね。

第二は、利益の中から法人税を払うことで、社会に貢献することです。
私たちの生み出した利益の約42%は、国と地方に法人税として納付されます。これが国家や地方自治体を運営する財源の一部となります。つまり社会に対して、企業としての責任を果たすことになるのです。

さて、もう一つの違った角度から利益というものを見てみます。

利益から法人税を差し引いたものが、純利益と言い、
これが最終的に会社の所有するものとして残るものです。

このお金は、借入金の返済に遣われたりしますが、
毎年純利益を出し続けていると、帳簿上では「自己資本」という部分が大きくなります。
この自己資本に対して、銀行からの借金などは「他人資本」と言います。

当然ながら、他人資本よりも自己資本が多い方が、会社の体力は強いということになります。

これを数字で表したのが、「自己資本比率」というものですが、よく耳にすることでしょう。
ですから、この自己資本比率は高ければ高いほど良いということになります。

つまり、利益を出し続けることは、自己資本比率を上げ続ける事になるというわけです。

ではなぜ?何のために?自己資本比率を高くするのでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

会社には「経営ビジョン」というものがあります。
真剣に経営に取り組んでいる会社は、こういうものを明確にしています。

「ビジョン」とは、一言で言えば、「なりたい将来の姿」です。

さらに、言葉だけでなく、映像として描けるような姿を言います。

お客様がみんな笑顔で喜んでいる。
スタッフもみんな笑顔で喜んでいる。
地域においても、お店が必要とされて、お店も地域に貢献している。
そういう和が、日本全国に広がって行き、幸せな写真の文化が日本中につくられている。

というようなことを目を閉じて、映像として思い浮かべて下さい。

これが経営ビジョンであり、将来なりたい姿なのです。

さて、自己資本比率を少しでも高くしていくことは、
そういう、経営ビジョンを実現させることに深い関連性があります。

どんなに素晴らしいビジョンを描いても、お金が無ければ実現できません。

設備を良くしたり、人財を育てたり、新しい地域に出店したり、
そういうことにはすべてお金が必要なんですね。

もちろん、銀行から借り入れることもできますが、
それがどんどん膨らんでいけば、最初に言いましたように、弱い体力の会社になってしまいます。

ですから、利益を出し続けることは、自己資本比率を上げ続けることであり、

そして将来、設備を改善したり、人を育成したり、新店舗をつくって新しい顧客を創造したり、
そういった、中長期的なビジョンを達成するために、
今日1日の利益が必要であり、積み重なって大きな力となるのです。

つまり、本日のタイトルである、「今日の利益は、将来のコスト」なのです。

とても分かりやすく説明しましたが、どうでしたか?

今日の1日の利益は、将来のビジョン達成のためにコストとして遣われる・・・のです。

さあ、頑張りましょうね。
そして世の中になくてはならない会社を目指して行きましょう。
by tamurasyasinkan | 2010-11-21 11:12