会長通信


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社長通信第237号 2011.4.22 写真館業界に理念を!

昨日は、関東PGCの14名の皆様が宇都宮店に来られました。

PGCとは、富士フィルムがバックアップしている写真館の全国組織です。
私はこの組織には属していませんので、何が目的で活動しているのかは良く知らないのですが、
今回は、秋葉亮介氏からの依頼で、「写真館の経営戦略」というテーマで3回シリーズのセミナーをやって欲しいというものでした。

その第1回として、天使の森宇都宮店の見学と、田村写真館の経営戦略を紹介するということで、茨城、千葉、群馬、埼玉、東京、静岡、新潟の各地からいらっしゃいました。
本来は24名位参加の予定でしたが、震災の影響によりこの人数になったそうです。
ただ、地元の栃木からの参加が一人もいなかったことは、残念でした。

午後1時からスタートして、館内を1時間ほど見学した後、チャペルでプレゼンテーションを行いました。
だんだんと熱が入ってしまいまして(いつものことではありますが)・・・
気が付いたら休憩なしで2時間30分、ぶっとうしで喋り続けていました!

あっ!もうこんな時間?
ということで、休憩を取り、そして最後のまとめをして、終了したのは午後6時を回っていました。

なぜこんなに熱が入ってしまったかというと、聞いておられる皆さんの本当に真剣な表情があったからです。普通こういうのは居眠りをする人が一人二人はいるものですが、そうなればこちらも話に力が入らなくなりますが、いや皆さんの真剣さのお陰で、全力を出し切ることができました。

今回の話をするにあたって、その目的をよく考えました。
その目的は、やはり昨年来私が言い続けている、写真館はお互いに手を組んで、共存共栄の思想を根底に掲げながら、お客様の役に立つ使命感を持ってマーケットの活性化をして行かねばならないということです。

ご参加の皆さんには、家族で経営しているような零細規模の方も多くおられました。
が、大事なことは、大きい小さいという評価ではなく、いかにしてその会社の身の丈に合った経営を正しく行うかということだと思います。

小さいことの強みがあれば、大きいことの弱みもあるわけです。
だから、それぞれが自分の土俵の中で、精一杯正しい努力を行えば良いことで、そして大きい小さいが共存した時に、必ず地域の中に大きな成果をもたらすのだと思うのです。

繁盛する大型スーパーの隣に、繁盛する小さな八百屋さんがあるのと同じです。

小さな八百屋さんが潰れてしまうのは、スーパーの出店を言い訳にして、あきらめて、それ以上の努力をしないからなのです。
努力の無い所に成果が表れないのは、小さいも大きいも関係なく、どちらにも公平に言えることなのです。

このような講演で熱が入ってくると、しゃべりながら自分の中に新しい答えが生まれるという、不思議な現象が起こります。

最後のまとめには、「従業員を幸せにすることが最優先!」「従業員が幸せでなくて、なんでお客様を幸せにできるか!」ということを叫び続けておりました。
そのことは、最近ずっと考え行動して来ましたが、こういう体験を通して、それが更なる自信や確信になって行くものです。

そして今回このような体験をさせていただいて、この業界に理念を打ち立てて、写真館全体で手を組み、切磋琢磨し、写真館文化を成長させることが、自分自身に与えられた大きな使命のような気がしてきました。

そうです。今の写真館業界には「共に勝つ」という理念が必要なのです。

つまり、「競争の原理」ではなく「共生の原理」であり、
「食うか食われるか」ではなく「共に勝つ」でなければなりません。

哲学者芳村思風先生は、
「これからの人類が生き残るために必要な経済の在り方は、資本主義でもなく、共産主義でもなく、互敬主義でなければならないのです。」と言いきっています。

互敬主義・・・これこそ互いに恵みを与え合い、共存共栄していく経済活動なのです。

頑張ります。
by tamurasyasinkan | 2011-04-22 10:18