会長通信


by tamurasyasinkan

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社長通信第423号 2012.5.25 チャンスは出会いから始まる

昨日と一昨日の2日間、所要があり関西に行って来ました。

2日目の昨日は、神戸のエスプラスフォーというスタジオを経営する中谷興一氏38歳を訪ねました。
中谷氏は、私のフェイスブックの友達です。
初対面ということで、少しワクワクして大阪から神戸の三の宮に向かいました。

中谷さんは、駅まで真っ赤なボルボワゴンでお迎えに来てくれました。
この車は撮影用に使っているのだそうです。
神戸の街には似合いますね。

中谷さんはフェイスブックでお友達ですから、お互いに顔見知りのようで、すぐにこの人だと分かりました。

車で3分程度で案内されたのは、2千坪の広い敷地に建つ巨大な宮殿のような結婚式場でした。
その敷地内に、2階建ての中谷さんのドヴィールという名前のスタジオがありました。

ここはブライダル専門のスタジオで、内装もこのようにドラマチックな感じです。
社長通信第423号 2012.5.25 チャンスは出会いから始まる_b0191775_17535399.jpg

中谷さんの経営戦略のお話を1時間ほどお聞きしました。
このスタジオの他に、ロケ専門のスタジオや、京都に和装専門のスタジオも持っているそうです。

結婚式場の中にある五つの多彩なパーティールームも案内していただきましたが、これもそれぞれ、個性的でいい感じでした。
このスタジオを後にする時に撮った記念写真です。
凄く体格の良い人で、私が小さく見えますね。
社長通信第423号 2012.5.25 チャンスは出会いから始まる_b0191775_1755097.jpg

まあ、ここまではごく普通の話なんですが、この後、少し驚くことになります。

次に案内されたのは、中谷さんが経営しているうどん屋さんでした。
写真はありませんが、まあ、普通のうどん屋さんです。
店の入り口で、ビラを持って客引きをしている女の子がいました。
中谷さんは、「元気~?頑張ってるね。」と、声を掛けました。

店の中に入ると、店長さんやパートのおばさんなど、一人一人に声を掛けます。
突然の社長の出現に、お店のスタッフは皆んな嬉しそうに、笑顔で答えます。
スタッフとのコミュニケーション、中々いい感じだなあ・・・と思いました。

うどんを食べながら、またいろんな話をしました。

・このうどんやを始める前に、何度も四国に行って、食べ歩きをしたこと。
・手打ちのうどんやツユが完成するまで、ここに何日も泊まり込みで試作をしたこと。
・スタッフの半分は障がい者であること。

何か、この人の本気さと優しさに心を打たれました。

そして次に案内されたのが、ショッピングモールの中に出店しているCREAMというドレスショップです。
ウエディングドレス専門のレンタルショップです。
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中には小さなスタジオやメイク室も備えてあり、写真も撮れるようになっています。

ここでまた、驚いたことがあります。
このドレスはすべて、中谷さんがデザインして中国で縫製してつくられたものなんです。
つまり、オリジナルの商品です。

中谷さんは、この商品をCREAMというブランドで、写真館を対象に将来、レンタルや販売を計画しています。
凄いですね。
中谷さんは、お母さんが中国人なのだそうで、中国語も話せるという強みを、ビジネスに生かしています。
今は、大量につくることと、その販路のシステムを模索中ということでした。

こんな風に、ズラリとカラフルなドレスが並んでいます。
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これは、男性用のタキシードですが、ちょっと個性的です。
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さらにさらに、もう一つ驚いたことがあります。
これは、雑貨コーナーなのですが、可愛らしい小物がたくさん並んでいます。
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皆さん、驚くなかれ、これすべて手作りなんです。
誰がつくるのかというと、障がい者の施設の方々や、一般の主婦で趣味でやっている方たちに、デザインと材料をお渡しして、作ってもらっているのだそうです。
まさに、素晴らしい社会貢献をされているんですね。

中谷さんには、障がい者にこだわる理由があります。
それは、ご自分の叔父さんが障がい者であり、その叔父さんがとても可愛がってくれて、その恩を返したいという思いがあるんですね。

中谷さんは、24歳で独立をして、たくさんの失敗を繰り返しながら、常に自分の理想を追求して来られたのですね。
写真とうどん屋は、全く関連の無い商売ですが、うどん屋をやった理由は、「ただ、やりたかっただけです。」と言っていました。
でも恐らく、障がい者を雇用したビジネスモデルをつくりたかったのだと思います。

中谷さんから感じたイメージは、固定観念に捉われない広い視点、何事にも立ち向かうチャレンジ精神、どんな人も包み込む優しさ、常に思考することで生み出す知恵力。

そんなことを強く感じました。
また、我が社と何かコラボして、新しいものが生み出せるような予感もしました。

価値と価値の統合により、新しい価値をつくること。

本当に、この出会いは、未来のチャンスを創り出すように実感しました。
by tamurasyasinkan | 2012-05-25 17:57