会長通信


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社長通信第462号 2012.11.7 マネジメントと人財育成

皆さん、ご無沙汰しています。

昨日と一昨日は2日間、東京で経営研究会の特別研修に参加して来ました。

この研修は年に3回開催される、経営研究会の全国組織の大会です。
今回のテーマは、「マネジメントと人財育成」でした。
全国から、600名の経営者が集まりました。

講師は日創研代表の田舞講師です。
社長通信第462号 2012.11.7 マネジメントと人財育成_b0191775_1265860.jpg

事例研究として、
18年間連続赤字だった長崎県のハウステンボスを、たった1年で黒字会社に再生した、HISの澤田秀雄社長の話から始まりました。
澤田社長の再建のポイントは三つです。
①お客様の感動・・・ここにしかないものを創り出すこと
②スタッフの歓働・・・働き甲斐がある職場を創り出すこと
③経営の貫道・・・理念を追求するぶれない経営

そして、次の事例はとても興味ある話でした。

千葉県柏市にある京北スーパーという会社です。
ここのスーパーはライバル店と比べて、商品の価格が2倍です。
そして、粗利益率が32%という驚異的な数字です。(一般のスーパーは15%程度)
日本一、粗利の高いスーパーなのです。

ではなぜ?それでもお客様が来られるのか?(年間売上8店舗、53億)
以下がその三つのポイントです。

①顧客ターゲットの絞り込み・・・60歳以上のアッパーなお客様が80%
アッパーというのは、高くても高付加価値の商品を購入する客層のことです。
例えば、油揚げが1枚298円だそうです。
それでも、飛ぶように売れるのです。

②徹底的な商品へのこだわり・・・生産者の顔が見える、こだわりの商品ばかりを全国各地から産地直送をしています。安全、安心の商品だけに絞り込んでいます。
そして、常にそういう商品を求めて、バイヤーが全国を飛び回っています。

③従業員のホスピタリティ・・・スーパーとは思えない丁寧な応対、ホテルのようなホスピタリティに溢れています。そのような人材育成をしっかりと行っているのです。

以下のホームページが京北スーパーさんです。
どうぞご覧ください。
http://www.keihokusuper.co.jp/

この三つのポイントですが、皆さん、天使の森にすごくよく似ていませんか?

ということは、私たちもこの三つのポイントをしっかりと押さえて行かなければならないということですね。

田舞講師がおっしゃっていました。
「アッパーな顧客をターゲットにしている所は、決して安売りをしてはならない。
安売りをすると、一時的には顧客が増える。
しかし、今までのアッパーな顧客ファンは離れて行く。
だから結果的には、経営がうまく行かなくなる。」
ということでした。

私たちも、客数が減ると、どうしても外部の環境に目が行きます。
ライバルよりも、値段が高いからではないか?
価格を下げた方が良いのではないか?
という考え方になったりします。

しかし、そうではないのですね。
高付加価値戦略である天使の森においては、高付加価値という事を徹底する道しかないのです。

ですから、どこにもない商品、サービス、ホスピタリティを創造して行くしかないということです。

そのために一番大切なことが、人財育成のマネジメントなのです。
すべてはここで働く人の質で決まるのです。

そして何をマネジメントするか?というと以下のようにたくさんのことです。

①経営理念と価値体系の理解と共有
②経営ビジョンの理解と共有
③社内のコミュニケーションの活発化
④素晴らしい社風の構築
⑤人間尊重の経営
⑥スタッフのスキルの徹底向上(プロ化)
⑦スタッフの人間性の徹底向上
⑧現場からの創造的な意見のくみ上げ
⑨働きやすい職場の創造
⑩社会に役に立つ人財の育成

ざっと考えただけで、こんなにたくさんあります。
これらを遂行して行くことが、マネジメントというのです。
皆で考えて行きましょう。

1日目の夜は、久しぶりに宇都宮経営研究会から参加された22名の皆さんと、遅くまで語り明かしました。
私はこういう飲み会には、最近ほとんど出席していませんが、まあ、たまにはいいものです。
ありがとうございました。
社長通信第462号 2012.11.7 マネジメントと人財育成_b0191775_1274622.jpg

by tamurasyasinkan | 2012-11-07 12:08